COLUMN

調光フィルムSILF(シルフ)のコラム記事です。

低電圧・エコの理由|電機メーカーが製造する調光フィルムの安心安全とは。

調光フィルムを活用すれば、少ない電圧で、パーティションの透明と白濁を瞬時に切り替えることが可能です。
この仕組みを利用して、作業に集中したい時やプライバシーを守りたいときなど、スイッチ1つで視線のコントロールが可能です。
また、調光フィルムはオフィス以外にも、車や個人宅でも導入され始めています。
ここでは、調光フィルムSILFの仕組み・特長・施行事例を解説します。

調光フィルムの仕組み

調光フィルムはスイッチのON/OFFでフィルムの透明・白濁を瞬時に切り替えます。
原理は、フィルム内の液晶分子に電圧をかけることで、液晶分子が電界方向に配向し光を透過するため透明になるという仕組みです。
反対に、電圧をかけない状態であれば、不規則に並んだ液晶分子が光を散乱するため、フィルムが不透明(白濁)となります。

マウスオーバーでON/OFFが切り替わります。

タップでON/OFFが切り替わります。

調光フィルム|SILFの強み・特長7選

弊社は、スイッチ1つで視界のコントロールが可能な調光フィルム「SILF」を提供しています。ここからは、SILFの強み・特長をご紹介します。

安心・安全の日本製

調光フィルムSILFは、国内にある自社工場で設計から製造、出荷検査までのすべてを社内で一貫して生産しています。

ハイクオリティな製品を届けることにこだわっており、製造から出荷までに26項目という多くの基準で検査しています。予算見積もり・設置方法など、国内ですべて賄っているからこそできる、お客様に寄り添ったサポート体制です。

また、保証期間を納入設置後1年と定めています。品質管理からアフターフォローまで万全の体制を整えているため、安心して利用いただけます。

10年設計

SILFは一般的な室内環境においては設置後10年使用できるように設計と施工をしています。
10年設計を裏付ける試験時間はおよそ3,000時間。10年相当の加速試験を実施して有用性を立証しています。

また、設置後も長時間使用できるよう、現場調査から設計と施工方法まで多面的にサポート致します。

低電圧でエコ

調光フィルムSILFは、低電圧50Vで動作すること、専用電源により万一の漏電を検出し、瞬時に出力を遮断する、という二重の機能で安全を確保しています。
一般環境において50V以下は人が触る物の安全電圧であるとされています。これに加えて、SILFの専用電源は、人が感じることができる最小の電圧(1mA)で漏電を検出し、0.5秒で遮断する機能を有しています。この設計思想は電機メーカーである弊社の安全意識の現れです。

SILFは、通電時(透明の際)にかかる消費電力は1㎡あたり4Wと、少ないことが特長です。例えば、1日通電(8時間)の場合でも、1㎡当たり約1円の試算です。

こだわりの白で一体感のある空間を演出

調光フィルムSILFの白色は壁や家具の色を活かし、空間に馴染みやすい色が特長です。
調光フィルムSILFによって、パーティションも一体となった空間作りが可能です。
SILFの白濁時には、まるでシルクを思わせるような上質な白色になります。高い透明度と、シルクのような白色で演出するコントラストも、SILFの強みといえるでしょう。

プロジェクター映像を投射

SILFの白濁時には、プロジェクター映像をリア投射することが可能です。ガラスやアクリルに貼ったSILFで映像を鮮明に映し出せます。まるでテレビのような美しさで映像を見ることができます。例えば、ビジネスシーンや、家庭でのスクリーンなど、幅広い場面での使用が可能です。

また、SILFの導入で、スクリーン設置の場所や費用が不要になります。
白濁のSILFに映像を流した後透明に切り替えると演出効果を高める使用方法となります。

大型ガラスでも突合せ貼りが可能

SILFは、貼るタイプと合わせガラスタイプの2つがあります。最大サイズは、幅1,200×高さ3,000です。最大サイズを超える大型のガラスであっても、貼るタイプであれば突合わせ貼りが可能です。

施工方法に、特殊コーキングを施すため、目地は極力目立たない方法で提供しています。また、必要な部分にのみ貼る施工も可能です。その場合は、低予算で収めることが可能となります。

高い透過性と広い視野角

SILFに関しては現在、第4世代まで改良を重ねており、高い透過率へと進化しています。光が通りやすく、スイッチをONにした透明度は、前世代のものより格段に上がりました。

また、自社開発によって視野角も大幅に改善しました。広い視野角を持つSILFは斜めから見ても高い透明度を誇っています。
現在も自社開発は重ねて、遮熱・遮光などを取り入れた新しい液晶の開発も視野に入れています。

マウスオーバーでON/OFFが切り替わります。

タップでON/OFFが切り替わります。

調光フィルムSILF|施工事例

SILFには、高い透明度やこだわりの白などの色合いだけでなく、エコな一面もあります。ここからは、SILFがどのような空間で導入されているのかについて、施工事例をいくつか紹介します。

オフィス

SILFの特性が活かされやすい場所がオフィスです。
役員室や会議室、応接室などのパーティションに導入されています。SILFを透明にしておくことで空間への閉塞感を和らげることも可能ですが、打ち合わせの内容や入室者など、公開を制限したい際に白濁させることで空間プライバシーを守ることが可能です。

曲線の多い面でも、フィルムという特性を活かて設置が可能です。ガラスの一部に貼る方法により低予算で導入する事例も多くあります。

近年はドア・扉への設置について可能かどうかの相談ケースが増えています。
弊社はこれまで、様々なドアに対応してきました。
開き戸・引き戸・テンパー・框扉・ダブルガラス扉、それぞれ1つ1つ設計の対応をしています。既設、新設どちらでも検討致します。

店舗・病院

白濁時には、プロジェクター映像を投射できるため、店舗・病院でも導入実績があります。
SILFが導入されていれば、窓を広告スクリーンとしても使用ができるため、情報提供やアイキャッチの効果を発揮します。

SILFには、スイッチ1つで透明と白濁を切り替えられる手軽さや、高い透明度があります。これらの機能によって、スマートな空間を演出できるためショールームにも利用されています。

ホテル・浴室

SILF合わせガラスタイプは防水規格IPX7をクリアしています。2021年4月一般社団法人日本品質保証機構において、「水の入ったタンクへ製品を30分間浸したあとに、正常に動作する」という試験に合格しました。これにより、お風呂やシャワーブースで使用が可能なことを認められました。

例えばSILFは、ホテル・個人宅のバスルームでも導入されています。開放的な瞬間とプライバシーを守る瞬間をスマートに切り替えることが可能です。

自動車

SILFは自動車への導入も始まっています。個人が所有する車だけでなく、トヨタ・日産の救急車にも導入されています。採用の決め手となった理由は、SILFが「薬剤やオゾンでの消毒清掃が可能」であることを信頼性試験証明しました。

医療現場で以前使われていた布カーテンは衛生面で懸念がありました。カーテンをSILFに置き換えることによりメンテナンス・清掃が簡単になりました。SILF面に付着したゴミと汚れの清掃は簡単です。

また個人所有車では、後部座席のウインドウや、運転席と後部座席の間仕切り板に、施工を実施しました。SILFは新車だけでなく、既存の使用車でも後付けが可能です。なお、窓の上げ下ろしの際にかかる摩擦の耐久試験にも合格しています。

調光フィルムSILF|施工は全てお任せください。

製品・施工ともにハイクオリティな品質を提供することにこだわっています。そのため、施工は全て弊社で実施しています。見積から、施工まで一貫して弊社が責任施工で行います。

まとめ

調光フィルムは、リモコンのスイッチ1つで透明・白濁を瞬時に切り替えられます。
企業から個人宅、車載までさまざまな箇所で導入されています。
開放的な空間とプライバシーを切り替える居心地の良さをSILFで実現いたします。

マウスオーバーでON/OFFが切り替わります。

タップでON/OFFが切り替わります。

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